今日の漢字
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HOME > 漢字豆知識 更新日 2004年07月05日(月)
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漢字の読みについて
日ごろ漢字を使用していて、疑問に思った読みはありませんか?

 「重複」は「じゅうふく」と読むか?「ちょうふく」と読むか?
辞典類の取扱いは「ちょうふく」を本項目とし、「じゅうふく」を参照項目としています。
いずれも常用漢字の「音読み」として認められている読み方であり、両方とも可としているものが圧倒的です。
熟語では「じゅう」と読むことが多いので、最近では「じゅうふく」が一般的になってきているようです。
「じゅう」と読む熟語 重力 重圧 体重 重大 重視 など
「ちょう」と読む熟語 貴重 珍重 慎重 重畳 丁重 など

 「木の葉」は「きのは」と読むか?「このは」と読むか?
辞典類の取扱いは、見出し語として「このは」しか取り上げていないものが多いようです。
「このは」が一語としての意識が強いのに対し、「き/の/は」は三語としての分析意識があるため、国語辞典の見出し語としては掲げにくいという事情があるのでしょう。
一語意識が強い場合は「このは」、三語としての分析意識がはっきりしている場合は「き/の/は」と読まれることが多いと考えられます。
(例) 「きのは」は、まだ樹木についている場合
  「このは」は、樹木から離れている場合

 「相殺」は「そうさい」と読むか?「そうさつ」と読むか?
「殺」という漢字の意味を大きく分けると「ころす」と「そぐ・へらす」になります。もともと古代中国語での発音が違うため、日本の音読みでも「ころす」の場合は「さつ」、「そぐ・へらす」の場合は「さい」と読み分けてきました。
「相殺」という熟語では、「殺」という漢字は「そぐ・へらす」という意味で使われていますから、「そうさい」と読むのが正しい読み方です。
※特殊な読み方をする漢字
流布(るふ) 解熱(げねつ) 久遠(くおん) 土産(みやげ) 流石(さすが)など

 「利益」の読み方は「りえき」と「りやく」で、意味が違ってしまうのは?
漢字の読み方には、伝来の時期によって呉音・漢音などの違いがあります。
呉音 5〜6世紀ごろ、中国の長江下流域で話されていた漢字の音にもとづいて、日本語の中に取り入れられた漢字の音読み
漢音 8世紀ごろをピークとして、遣唐使や渡来中国人によって伝えられた中国語音に基づき、日本語の中に取り込まれた漢字の音読みのこと。現在使用している音読みの多くは、漢音を用いている
呉音で「利益」は「リヤク」と読まれていましたが、それが後に漢音を使うようになりました。
しかし、漢音伝来以前に日本に伝わっていた仏教関係の言葉は、おおむね呉音で読まれていたので、仏教関係の言葉には呉音で読む熟語が多いといわれています。
「りえき」の意味は、儲けること。「りやく」の意味は、神仏の恵みとなります。
※読み方で意味が変わる漢字熟語
市場 「しじょう」:大規模な場合 「いちば」:小規模な場合
分別 「ふんべつ」:常識的に判断する能力       「ぶんべつ」:種類によって分けること

 「地震」は「じしん」?「ぢしん」?
「現代仮名づかい」では、「ジ・ズ」と発音するものは原則として「じ・ず」を使いますが、例外として「ぢ」「づ」を使用する場合があります。
1  同音が続いた場合
  縮む(ちぢむ) 鼓(つづみ) 続く(つづく) 約める(つづめる) 綴る(つづる)
二語の連語によって生じた場合
  鼻血(はなぢ) 間近(まぢか) 底力(そこぢから) 三日月(みかづき) 手綱(たづな)
小遣(こづかい) 小包(こづつみ)
(「世界中:せかいじ(ぢ)ゅう」のように、二つの言葉の連合である意識が現在では薄くなっているものは、「づ・ぢ」「ず・じ」のどちらで書いてもよい)

「地震」は、上記に該当しないので「じしん」と書きます。
地面(じめん) 布地(ぬのじ) 図画(ずが) 略図(りゃくず)なども同様です。



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